任意整理

任意整理とは、弁護士が依頼者の代理人になって債権者と交渉し、借金の減額をはかることです。
  そして、和解を成立させ、その和解に基づいて支払いをしていくことをいいます。

任意整理の流れを説明すると、
(1)弁護士介入通知
(2)取引経過の開示
(3)利息制限法に基づく引き直し計算
(4)和解案の提示
(5)和解成立
(6)返済開始


・・・という流れで行われます。

■弁護士介入通知とはどんなもの? まず、弁護士さんに債務整理の以来をして手続きがはじまると、最初にこの「弁護士介入通知」というものがすべての債権者のもとに届けられます。

この通知が届くと、債権者は債務者に対して電話や自宅訪問などの取立て行為が一切できなくなります。

電話や自宅での取り立てに精神的にまいっていた人は、厳しい取立てから解放され、日常の生活が送れるようになるのです。

■取引経過の開示とは?
弁護士さんは「弁護士介入通知」を送り、サラ金に対して借主との間の全ての取引履歴を開示するよう要求します。

これは、利息制限法に基づく引き直し計算を行うための資料請求です。

大抵のサラ金は、利息制限法の制限利率よりも高い利率でお金を貸しているので、利息制限法に基づく引き直し計算をすることによって、多くの場合、借金の額が減ります。場合によっては、過払いになっていることが分かる場合もあります。

■利息制限法に基づく引き直し計算とは
弁護士は、サラ金から取引経過が開示されると、その取引について利息制限法に基づく引き直し計算をします。

利息制限法は上限金利を定めていますが、これに違反しても罰則がありません。

このため、サラ金のほとんどは利息制限法の上限金利を超えて利息を取っています。この計算をすると借入期間が長ければ長いほど元金が減るということになります。このようにしてサラ金から借りた借金を減らしていくのです。

■和解案の提示とは
弁護士は、利息制限法に基づく引き直し計算をして、減らした借金額に基づき和解案を作成します。

和解案では、サラ金が主張している金額ではなく、引き直し計算した後の残額を分割して支払うことを提示します。

また、過払いになっていれば、過払金の返還請求をします。

■和解成立とは
弁護士は、サラ金に対して和解案を提示します。その案に、サラ金が同意してくれれば、和解が成立します。その後は和解案に基づいて返済を開始します。

しかし、サラ金の中には、和解案に同意しない業者もいますので、そのような場合には、弁護士は、再度和解案を検討してサラ金と交渉します。

■返済開始の始まり
任意整理で和解が成立した場合は、和解内容に従って毎月返済日におくれないよう、貸主に支払っていくことになります。